船釣りをする上で、どうしても避けて通れないのが、仕掛けのお祭りと根掛かりです。僕自身も十分に注意していても、不可抗力でお祭りしたり、根掛かりすることもあるんです。それでもちょっとした工夫や我慢で仕掛けのお祭りや根掛かりを減らすことができるんです!
今回は船上での注意点とお祭りや根掛かりの簡単な回避方法を紹介します。
船釣り仕掛けとは?
ひと言で、船釣りの仕掛けと言ってもたくさんの種類があるのを知っていますか?
天秤や胴付き、テンヤにジグ等、釣りたい魚の種類や釣り方に応じて、様々なタイプの仕掛けがあるんです。
その中でも、胴付きと呼ばれる仕掛けは、1本の糸に複数の針がついているもので、うまく行けば1度にたくさんの魚を釣ることができる反面、隣同士で絡んでしまうと針の数が多い分、ほどくのが大変な事もあるんです。
どんな仕掛けをどのくらいの数用意したらいいかを、事前に船長さんや釣具屋さんに確認しましょう!
船上での注意点
船上で絶対に行ってほしい注意点があります。それは、オモリの重さの統一です。1人だけ軽いオモリを使えば、周りの人より流れてしまいますし、逆に重たいオモリを使えば、周りより流れずに落ちていきます。
どちらも、周りの人と流れ方が違ってくるので、船釣りで仕掛けが絡まる1番の原因となってしまうので要注意です!
お祭りや根掛かりの簡単な回避方法
お祭り?根掛かり?どちらも聞き慣れない、もしかしたら初めて聞いた言葉かもしれませんね。
お祭りとは、仕掛け同士が絡まってしまうことの総称です。根掛かりとは、もしかしたら漢字から想像できるかもしれませんが、海底に仕掛けやオモリが引っかかってしまうことです。僕は「地球を釣った」と言ったりもします。(笑)
- 仕掛けを落とすタイミングを合わせる
- 糸をたるませない
- 周りの人の糸を見る
これは、船が移動して最初に仕掛けと落とす時に意識してほしい項目です。オモリの重さは統一されているはずなので、用意ドンで仕掛けを落とせば同じ動きで流れていきますので、これだけでお祭りの防止が出来ます。
船の移動の時には、次にスムーズに仕掛けを落とせるように準備しておくことが大切です。
こちらは、船釣りの対象魚が根魚(海底付近に住んでいたり、回遊している魚)の場合に、お祭りと根掛かりを回避するために注意してほしい項目です。
糸は、潮の流れでいくらでも海に出ていきますので、しっかり仕掛けの着底を確認したらそれ以上糸を出すのはやめましょう。僕は着底したら、リールを2~3回手で巻くよう気をつけています。
この項目が、実は1番簡単な作業なんですが1番難しいかもしれません。
『何を見るの?』と思うかもしれませんが、見てほしいポイントは流れ方です。
船釣りでは、潮の流れや風で絶えず船は動いていると思ってください。船長さんはその流れる船を操縦して、釣り人が釣りやすい状態を保とうとしてくれます。流れたら立て直すというイメージです。
人より多く釣りたいという心理から、船が流れているのに自分勝手に仕掛けを落とすと、お祭りする確率が高くなってしまいます。
そんな、はやる気持ちを少しだけ抑えて、一度周りの状況を冷静に確認しましょう!
そして、仕掛けがまっすぐ自分の真下に落ちるように船が動くまで我慢しましょう。
まとめ
船釣りの仕掛けは、釣具屋さんや通信販売などを見てもらえばわかりますが、1組が決して安いものではありません。
お祭りや根掛かりで、貴重な仕掛けをダメにしてしまわないためにも、絶対に注意点のオモリの重さの統一を図りましょう。
そして、冷静に周りの人の糸の流れを見ながら、可能な限り落とすタイミングを合わせて、着底したら少し糸を巻く意識をしてください。それだけで、グッとお祭りや根掛かりの回数を減らすことが出来ます。
簡単な回避方法なので、ぜひ実践してみてください!そして、トラブルなく1日楽しく釣りが出来たらいいですね!