今回は、北海道の船釣りの服装を春夏秋冬に分けてスポットを当ててみました。
普段何気なく、お出かけ前に最高・最低気温を調べてその日の服装を決めたりしませんか?
その考えは、陸との気温差も大きく、気象の変化が激しい船釣りでは、通用しないことが多いのです。
船釣り初心者は、そんな話を聞いてしまうと『どんな格好をしたらいいの?』と思うかもしれません。
そんな、意外と知られていないおすすめの『船釣りの服装』について、船釣り歴約20年の僕自身の経験を踏まえてご紹介します。
目次
船釣り初心者の注意すべき点
海上は、陸と比べて思っているほど暖かくなく、少しの風が吹いたり、太陽が陰っただけでも、逆に曇り空から太陽が少し照だけでも体感気温はグッと変わってきます。
その点を考慮して、陸上プラス1枚多く羽織るぐらいの感覚でいるほうが無難ですね。
また、海の上の日差しは、海面からの照り返しもあって、かなり強烈です。お家に帰って『ヒリヒリしてお風呂に入れない』なんてことのないように、しっかり日焼け対策も行いましょう!
北海道の船釣りを春夏秋冬ごとに紹介します
北海道は、四季によって、また朝と晩の気温差がとても激しい土地柄です。
その点を意識しながら、下着、上着・ズボン、ジャンパーの3つに着目してご紹介します。
春も防寒対策を忘れずに!
春(4月・5月・6月)頃の船釣りは、まだ長く厳しかった冬の影響が残っているため、快晴の天気予報でも寒さに対する備えは必須です。
特に北海道の4月はまだ冬と言っても過言ではありません。ゴールデンウィークでも雪が降るなんてことも珍しくないんですよ!
しっかり防寒対策を行いましょう。
- 下着
- 上着・ズボン
- ジャンパー
汗で発熱するような化学繊維でできた下着の上下か、長袖のシャツにタイツがお勧めです。速乾性を意識しましょう!
上着は、フリース素材がおすすめです。ズボンは、ジーンズでも構いませんが、ジャージやスエットのほうがいいかもしれません。
防水性に優れた合羽がいいでしょう。防寒用なら間違いないと思います!
ポイントは風で体を冷やさない事です。
船釣りって、立ったり座ったり移動したりと、意外と動くことが多いんですよ!
動きやすさも大切です。
さらにダウンジャケットがあると、もっといいですね!
暑くなっても簡単に脱いで温度調節ができますから。
夏は脱ぎ着のしやすさを重視!
夏(7月・8月・9月上旬)頃の船釣りは、やっとベストシーズン到来と言いたいところですが、油断は大敵ですね。
北海道はお盆を過ぎると、秋風が吹くなんて言われるくらい短く、温度差も大きいんですよ。
- 下着
- 上着・ズボン
- ジャンパー
Tシャツ程度でかまいませんが、寒がりの方は、春と同様に発熱性の下着を着用してもいいですね!
夏は、温度差が激しいので、脱ぎ着しやすいトレーナーやパーカーがいいでしょう。ズボンは春と同様でいいと思います。
やはり合羽の着用が好ましいですね。暑くなったらもちろん脱いでもオッケーです。
だた、海面からの照り返しと直射日光には、十分に気を付けましょう。
首にタオルを巻くだけでも日焼け対策になりますよ!
ここで一つ注意してほしいのが、暑くなると合羽を脱ぐ状況も想定されるので、波しぶきや魚の血等で汚れても大丈夫なものを着用しましょう。
秋は春と同様にしっかり寒さ対策を!
秋(9月中旬・10月・11月)頃の船釣りは、北寄りの風が肌に刺さる日も多くなり、日中の気温も1桁に。しっかりした対策が必要です。
- 下着
- 上着・ズボン
- ジャンパー
この時期はもう春と同様に、汗で発熱するような化学繊維でできた下着の上下か、長袖のシャツにタイツがいいでしょう。
こちらは、春と共通でいいですね。
どちらかと言うと、防寒の合羽をお勧めします。
春と同じような気温になるので、服装も春と同様に、ある程度しっかりした格好が望ましいですね。
冬の寒さは想像以上!
冬(12月・1月・2月・3月)頃の船釣りは、対策を怠るとせっかく楽しいはずの釣行が、震えて台無しなんてことも!
こんなにたくさん着るの?と思うくらいがちょうどいいかもです。
- 下着
- 上着・ズボン
- ジャンパー
汗で発熱するような化学繊維でできた下着で裏起毛の物を上下で選ぶといいでしょう。
肌着の上からカイロを張るのも有効です。
トレーナやパーカーの上に、フリースの上着を着る感じでオッケーだと思います。
防寒合羽とダウンジャケットは必須ですね!
靴下も毛糸のものを重ねて履けば、底冷え対策になります。さらに、ネックウォーマーも用意しましょう。耳あてなんかも重宝しますよ!
まとめ
北海道での船釣り初心者は、道具ももちろん大切ですが、まずはしっかりとした服装が大切です。その理由の一つとして、「人は、首(手首・足首)を冷やすと船酔いしやすくなる」と言われているからです。
暑い時には、脱いでいくらでも調節できますが、寒い状況は誰も助けてくれません。
春夏秋冬に合わせて、陸上プラス1枚の感覚でしっかり準備を行ってください。
そうすることで楽しい船釣りが、できること間違いなしです!